これどうやって売りますか?
先日東京に出張に行った時の話です。
とあるセミナーを受けに
そのセミナー会場まで
歩いていた時に、
変わった移動販売の車を見つけたんです。
キッチンカーって言うんでしたっけ?
そのキッチンカーはなんと、
『チョコレート専門』
のキッチンカーだったんです。
もしかしたら都会の方じゃ
なんら珍しくもないかもしれませんが、
地方から出てきた僕から見たら
とても珍しいなぁって
思ったわけです。
ただ、
そのチョコレート専門のキッチンカーには、
「程よい甘さで
ポリフェノールたっぷり!」
ってしか書いてませんでした。
てっきり僕は、
朝の8:00くらいからオープンしてたので、
『朝の目覚めに!』
とか、
『ストレスから解き放たれる
甘いひと時をどうぞ!』
みたいな感じに
朝に売れるメッセージがあるものだと
思っていたのですが、
そうではなかったんですよね。
あなただったら
なんてメッセージを看板に書きますか?
では逆に、
なんでこんなメッセージに
なってしまったと思いますか?
このチョコレート専門のキッチンカーの
事業主の方がどんな戦略を持っているのか
って言うのは分かりませんが、
もしかしたらそれは、
『顧客を絞り切れていない』
ことによって起こっているかもしれません。
つまり、
顧客が絞り切れないことによって、
みんなに届くメッセージにしてしまった。
それによって
誰にも刺さらないメッセージに
なってしまったと言うことが考えられます。
誰にも刺さらないと言うことは、
誰からも選ばれません。
と言うことは売れません。
現にそのキッチンカーには
並んでいる人はおらず、
目の前には通勤の方々は
たくさん歩いているのに、
見向きもされていません。
歩いている人はみんな、
「私には関係ない」
って思ってしまってると思います。
この情景をイメージして、
あなたならなんてメッセージを書きますか?
でも実はこれって
僕たちの業界にも言えることで、
例えばお店のネーミングとか、
商品名だとか、
ホームページやSNSのメッセージだとか、
あらゆる場面で『みんな』に
メッセージを送ってしまってます。
なので見込み顧客から
「私には関係ないな!」
って判断されてしまって、
販売の機会損失を起こしてしまってます。
ではどのようにして
この状況を打破するのかと言うと、
『特定の一人に対するメッセージに変える』
と言うことをします。
つまり、
・特定の悩みを解決できることが
わかる商品名
・特定の人の注目を引くための
SNS投稿やホームページ
・特定の人だけが反応するような
web広告
にするって言うことです。
例えばですが、
肩こりを治すための
整体が2つあったとして、
あなたならどっちを選びますか?
A
「当店の整体はどんな肩こりにも
対応することが出来て、
しかも気持ちが良いと評判です。」
B
「当店の整体は肩こりによって
頭痛が起こりやすい方の為の
肩こり専門の整体です。
当店の整体は他の整体と違って、
痛みもある整体も行いますが、
根本的な部分に施術を行いますので、
その後、頭痛が起こらなくなります。」
もしあなたが頭痛を頻繁に起こすくらいの
肩こりに悩んでいたとしたら、
間違いなくBの方を選ぶんじゃないかと思います。
このように、
特定の人を狙って
文章を書いたり、
メッセージを送ることによって、
選ばれるようになります。
もしあなたの商品やサービスが
なかなか売れないことがあったら、
そのメッセージを
特定の方へと変えてみてください。
変えると言うことは
不安なこともありますが、
売れてないのですから、
思い切って変えてみるといいです。
同じ中身の商品で、
名前やメッセージしか変えてないのに
売れ始めてきますよ(^^)
ぜひやってみてください!