差別化している人ほど危険な理由
今日はタイトル通り、
『差別化』
について話していきます。
ただ一つ差別化において
注意しなければならない事があるので、
その点だけ抑えておいてください。
それは何かと言うと、
『自分は差別化しているという思い込み』
です。
例えばAと言うあなたの商品が、
あなたにとってはBと言う
別の会社が作った商品と
全く違うと感じていても、
見込み顧客から見たら
「へ、何が違うの?」
と言われてしまう事があります。
当のあなたは
あなたの商品のことを
しっかりと理解できているので、
何が違っていて
何がより優れているのかは
一目瞭然なのですが、
旗から見たら第三者は、
「パッケージとか形や大きさが違うけど、
何が違うの?」
って分かんない事がほとんどです。
つまり、
他との違いを見込み顧客は
理解してくれてないんです。
これって何で起こると思いますか?
答えをお話しすると、
この原因は『説明不足』です。
「え、単純にそんなこと?」
って思うじゃないですか?
でもこの問題は深刻なんです。
なぜなら、
あなたにとって、
あなたの業界では普通の事でも、
一般の方からしたら、
「何それ!?そんな魔法みたいなこと!」
みたいに驚くことって
結構多いんです。
これはあるアメリカで起こった
本当のあったビール会社の話です。
当時のビール会社はどこも
「当社のビールは純度の高い
ビールを提供しています!」
と言う謳い文句にあふれていました。
でもその、
『純度の高いビール』の裏側は
どんなものなのかと言うと、
・深さ1500mの井戸を二つも掘って、
最適なミネラルを含有した水を得ている。
・一番豊かな口当たりを生み出す
醸造酵母菌の元菌を見つけて、
5年以上かけて1623回実験している。
・瓶詰の際は高温の蒸気にあてて、
ビールの味に影響しそうなバクテリアや
微生物を殺菌している。
・瓶詰めして送り出す前に、
一度の醸造ごとに必ずテイスティングしている。
などの工程が当たり前に行われていました。
こんなに手間暇かけているのに、
謳っているのは『純度の高いビール』
だけだったんです。
なのでその工程を細かに説明した結果、
業界売り上げ8位だったところから
見事1位になることが出来たそうです。
行ってしまえばどのビール会社もやってる
当たり前の事なんですが、
その当たり前のことを伝えることが
一番見込み顧客にとって
大いに共感できる部分であったりします。
あなたの商品は
どのようにして生まれたのですか?
どんな思いが託されているのですか?
誰がどんな思いで始めたのですか?
今に至るまでどんな問題があって、
どのように乗り越えてきたのですか?
そして出来上がったあなたの商品の
特徴は何ですか?
どんな人の為にあるのですか?
この商品を使うと、
受取った人の未来はどう変わりますか?
あなたの信じているものは何ですか?
ぜひ商品の表面的な
差別化だけにとらわれず、
見込み顧客にあなたの商品を
マルっと知ってもらいましょう(^^)
人ってその裏話に
とっても興味があるものですので!
あなたの商品においても
出来ればストーリー形式にして
SNSにアップしてみてはいかがでしょう?
「業界にとっては当たり前!
そんな事言っても意味がない!」
なんて思い込みは捨ててしまいましょう!