これ、実話なんです。
今日は実際に僕のお店で起こった
ある話をします。
と言ってもお化けとかの
怖い話ではないです。
でも経営者目線で言うと
ちょっと怖い話です。
では話しますよ!
先日ウチのトレーナーが、
「フラットベンチ買ってもいいですか?」
と言ってきたんです。
突然どうしたのか
不思議に思った僕は
「別にいいと思うけど、
どうしたの??」
って聞き返したんです。
するとトレーナーが、
「先日お客さんとのパーソナルの時に、
ベンチプレスの時に
お客さんがバランスを取れなくなって、
ちょっと危なかったんですよね!
だからフラットベンチを
用意した方がいいのかと思って。」
と言ってきました。
実はウチのジムで使っているベンチは
インクラインやデクラインも出来て、
レッグカールやレッグエクステンションも出来る
一体型のベンチなんです。
なのでちょっとだけ
フラットベンチよりも
座高が高くなっているんです。
なのでベンチプレスをする時に、
足を床に着けなくて、
ベンチの上にシットアップのように
足を上げるようにする必要があるんです。
そうやってシットアップポジションで
高重量をすると、
お客さんがバランスを崩してしまって
危ないと言う事で、
ベンチプレスをする際に、
足が床に付くような高さの
フラットベンチが欲しかった
という訳になります。
一見すると、
「確かにそれじゃあ危ないから
フラットベンチを用意しようか!」
ってなると思いますが、
あなたはこの問題の
根本的な原因って気付きましたか?
そうです。
この根本的な原因は、
『お客さんがシットアップポジションで
不安定になるようなフォームで
ベンチプレスをしていることを
修正できていない事』
なんです。
確かにフラットベンチを買う事で
バランスはとりやすくなりますが、
いずれ肩を痛めてしまったり、
高重量の上限が早く来てしまうでしょう。
そしてトレーナー側には、
自信の指導能力を上げる事ではなく、
ツールに頼って指導することを
覚えてしまうと言う
悪い癖が出来てしまうでしょう。
そう言ったことが
起こってしまいそうでしたので、
僕はこの件に関しては、
フラットベンチを導入することではなく、
トレーナーの指導方法を修正し、
お客さんへの指導を変えることを
選択しました。
僕たち地方にいるトレーナーって、
指導するときのツールや環境やリソースって
かなり限られているんですよね(^^;)
「30人に腰痛予防の教室を
1時間お願いします!」
って言われて行ったけど、
行ってみたらマットも何もない
体育館のみの状態だった
なんて普通にあります。笑
でも無いものは無いとして、
マットが無いせいにして
良い指導が出来なかったと言うんじゃなく、
今ある現状で出来る限りの成果を出して
やっていくしかないんです。
確かにお金をかけると
ある程度のことは可能になります。
でもお金をかけなくても
最高の指導は可能です。
それがトレーナーってもんでしょ!(^^)
もしあなたも
「このツールが無いと・・・」
なんて思っているものがあったら、
『それが無くても何とかならないか?』
とご自身に聞いてみて下さい。
意外ともっといい案が出てきますよ!
お金をかけるのは、
『効率的に稼ぐため』
にしておきましょう!