分単価によって、月商に差が出ます！
今日は一人社長や個人事業主が
正しく稼げるようになる
『客単価』
について話していきます。
この客単価を良く考えないで
事業を始めてしまうと、
長時間労働の定収入が始まります。
よくある話なんですが、
中高齢者や高齢者に対しての
健康づくりを目的とした
運動指導を行いたいって言う
トレーナーのニーズが一定数あります。
僕もそういった事業をちょっとしているので
事情はよく分かります。
特に小さい地方では
少子高齢化に歯止めがかからず、
高齢になった方々の
健康問題を何とかしたいと、
市町村もそうですし、
その地方出身のトレーナーは
少なからず思っているでしょう。
ただ、
予算が少ない！
市町村もそうだし、
個人が出せるのも！
僕も７０～８０代の女性の
健康づくりを目的とした
体操教室を週に１度行ってますが、
頂いているのは
一人月額３０００円です。
その月１０人集まれば
３万円の収入です。
僕の体操教室は１時間なので、
ひと月４回開催されれば、
１回あたりの単価は７５００円です。
時給７５００円ってことですね。
これだけ見ればいいように思えますが、
移動時間とガソリン代などの
移動費を含めると
そうでもなくなります。
実際、移動時間を含めてみると、
移動時間が前後合わせて６０分で
計算してみると、
さっき言った時給が単純に
半分の３７５０円なります。
それでも普通のアルバイトより
高い時給に感じられますが、
個人事業主の場合は、
退職後の資金なども
自分で貯めておかなければならないので、
そのことを考えると、
心もとないですね。
市町村が行う健康教室も
外注として依頼されると、
１回あたり１万円+交通費くらいが
妥当なところでしょう。
例えば４市町村から
週に二回の健康教室を依頼され、
自身で１０人のグループの
体操教室を運営していたとします。
つまり、
４×８回×１万円＝３２万円
３２万円+３万円（自主運営）＝３５万円
これが月商という訳です。
そしてそこから
経費としてガソリン代や広告費、
税金関係や健康保険料や年金など、
様々なものが引かれていきます。
そして残ったお金から
生活費が出ていきます。
もしお子さんがいらっしゃる場合は、
子どもの積立とかも
考えなきゃですよね。
そう考えると、
最終的な手元に残るお金って、
結構少ないんですよね(^^;)
独身ならまだしもね！
なので僕は個人事業主だとしたら
最低５０万円は稼がないと、
普通の暮らしは出来ないんじゃないかって
思うんです！
だとしたら、
さっき月商３５万円で頂いていた
４市町村からの健康教室の予算を
１．５倍にしてもらいませんか？
もしそれが難しいようなら、
自主開催の体操教室の人数を増やしたり、
運営グループを増やすなどして、
単価を上げる方法を取るしかありません。
あと、
僕はやってないですが、
体操教室の後に時間が取れるなら
個別にパーソナル指導をしても
イイかと思います。
ただその場合、
目安としては、
分単価の時給計算では、
１分当たり１００円以上の
設定にすることをお勧めします。
つまり、
６０分のパーソナルなら
６０００円以上と言う事です。
月商５０万円を稼ごうと思ったら、
週当たり１２．５万円が予算です。
週６日営業としたら、
１日当たり約２．１万円です。
と言う事は、
さっき言ったパーソナルを
１日４人出来れば、
単純にそれだけで月商５０万円を超える
と言う事になりますね。
もうちょっと稼ぎたいと言う場合は、
分単価を１５０円に設定して、
３０分４５００円でもいいかと思います。
稼働人数もさっきと同じ
４時間分あるとしたら、
倍の８人出来ますので
８人×４５００円＝３６０００円
２５日営業だと、
月商９０万円になります。
ちょっと分単価を増やしただけで
客単価が大きくアップします。
ただ問題なのは、
それだけ人を集める
『集客』と言う問題です。
毎日人を４人とか８人とか
集められるかって言ったら、
出来なくもないですが、
リピーターが多くついてこないと
かなり難しいでしょう。
さっき言った市町村の外注費用も
高く交渉すると、
依頼が無くなっちゃいますし(^^;)
でも正当な単価なんだけどなぁ
って思うんですけどね。。。
単価を上げると
売上を伸ばすことが出来ますが、
集客と言う課題が出てきます。
そして集客と言う課題を
乗り越えることが出来れば
個人事業主としての
理想の暮らしが出来てきます。
もしあなたが
低単価の労働で煮詰まっているなら、
分単価を上げてしまって、
全体的な客単価を上げてみて下さい。
そしてその料金で
納得してくれる方を
集客出来るように、
今度は集客に力を入れていって下さい！
