おもちゃメーカーがクリスマス後に売上を上げる方法。
今日はリピート率を上げたり、
お客さん顧客階層の上位の
ロイヤルカスタマーにすることで、
売上を安定的にしていく方法を
お伝えしていきます。
ただこの方法は、
世に言う、
「SNS投稿をして
接触回数をあげましょう!」
みたいな方法じゃないので
安心して聞いてください。
それよりももっと簡単な方法です。
しかもこの方法は、
売れているトレーナーは、
意図せず無意識でやっていることもあるので、
もしかしたらあなたや
あなたの周りのトレーナーさんたちも
知らず知らずのうちに
実行してるかもしれません。
では、
今からその方法を具体的に話していきます!
人は誰でも
『一貫性』を保ちたいと思っています。
例えばあなたが子どもに
「朝ごはんはちゃんと食べましょう!」
って言ったとします。
そうしたら翌日から
どうなると思います?
子どもの前で
朝ごはんを食べているのを
あなた自身が見せなければならず、
あなたが朝ごはんを抜くことは
許されなくなります。
子どもとの約束を
破る訳にはいかないですものね(^^;
ある面白い話があるんです。
おもちゃのメーカーの話なんですが、
おもちゃの売れるシーズンって、
決まってクリスマスシーズンなんだそうです。
でもおもちゃメーカーは、
通年売れてないと困る訳です。
じゃあどうやったかって言うと、
クリスマス前に魅力的なおもちゃを
広告やテレビCMなどで流して、
子どもの興味を引くんだそうです。
そうしてその広告を見た子どもは
親にそのおもちゃを
クリスマスに買ってもらうように
約束を結ぶんだそうです。
そしてクリスマスが近くなり、
親はそのおもちゃを買おうとするんですが、
そのおもちゃはどこを探しても
売り切れているんだそうです。
仕方がないので親は、
子どもにそのおもちゃに匹敵する
別のおもちゃを用意します。
そしてクリスマスが過ぎたころに、
その売り切れだったおもちゃの広告が
また流れるようになります。
そうすると子どもはその広告を見て、
「以前買ってくれるって
約束したでしょ!」
って言って、
購入をせがむんだそうです。
親は子どもとの約束を
破る訳にはいかないですから、
今度は手に入ったおもちゃを購入し、
子どもに渡すんだそうです。
この話、
なんか引っ掛かりませんでした?
そうです。
つまり、
おもちゃメーカーは、
クリスマス前に流した広告の
そのおもちゃを、
クリスマス前に各販売店に
ちょっとだけしか卸さないで、
クリスマス後の広告の時には、
需要に行き渡るように調整して
おもちゃを卸した
って言う事をしたらしいんです。
そして親たちは
そんなことを知る由もなく
子どもに2回のプレゼントを
買ってあげることになった
と言う訳になります。
正しい親でありたいと願う
『一貫性』の原則を使われて。
怖って思いませんでした?(^^;
この話は、
影響力の武器と言う本から
抜粋しているのですが、
こんなことがあるんだなぁと、
僕も身の引き締まる思いがしました笑
では、
この『一貫性』を使って、
僕らはどうやって顧客を掴み、
売上を上げていけばいいのでしょうか?
それは、
『顧客の役割を宣言させる』
と言う事をします。
例えば、
あなたの元に
ダイエットをしたいと
言う方が来たとします。
その方は、
『何者になりたい』
と思っているでしょうか?
痩せて異性に振り向いてもらえる人
でしょうか?
それとも、
職場で出来る人
と思われることでしょうか?
そのような
何者になりたいのかが
お客さんとの間で
共有出来たら、
ぜひ言葉に出して
宣言してください。
「○○さんは、
職場で出来る人になりたいから
ダイエットをしたいんですよね?
合ってますか?」
って。
出来ればお客さんの口から
その言葉を宣言させてください。
そうすることで、
そのお客さんは、
自分が口にしたことに
『一貫性』を持たせようと
行動や考えを向かわせます。
これは何も
ダイエットをしようとしてる人じゃなくても、
人は何者かになりたいと
思っているものですので、
その役割を共有することで、
あなたの前では
その役割の人になるように
振舞うようになります。
子どもにおもちゃを買うって
約束したら、
『良い親でありたい』
と言う一貫性を保つために
クリスマス後にもおもちゃを買った
親たちのように。
ぜひ今日はこの
『一貫性』を使って、
お客さんをロイヤルカスタマーにする
「お客さんは何者になりたいのか?」
について考えてみて下さい。
一人一人違いますし、
家庭や職場によっても
なりたい役割が違います。
あなたの元にお客さんが来るのは、
何の役割が果たせないから
来ているのでしょうか?
それをお客さんとの間で
宣言してみて下さい(^^)