「サービスの質は絶対落とせない!」けど人を雇いたい。
今日は「サービスの質を落とせない」
と考えてしまっている方が
人を雇えない心理的な壁
について話していきます。
もしあなたが、
「自分一人だけじゃ手一杯だから
誰か雇いたいんだけど、
サービスの質が落ちるのはやだなぁ。」
とか、
「いつかは自分が現場から抜けて、
従業員に任せたいと思ってるんだけど、
お客さんが離れてったらやだなぁ。」
って思っているのだとしたら、
今日の話は
ちょうどいいタイミングかもしれません。
なぜなら、
僕も全く同じ考えで、
人を雇うことが出来なかった一人でして、
その僕が業務委託ではありますが、
人を雇うことが出来た経験を
こうやって話をさせて頂くからです。
人を内部に取り入れるというのは、
ケースバイケースだと思いますが、
何かの参考になれば幸いです。
では早速!
まず大前提として、
あなた以上のスキルを持った人は
あなた以上にいません。
ちょっと考えてみて頂きたいのですが、
あなたのそのスキルは、
どのくらいの年月と、
どのくらいの苦労を要して
手に入れたものですか?
それを熱量が違う人間が
同じように手に入れるなんて
もはや出来ないわけです。
ですので結論ですが、
あなたのスキルが100だとしたら、
物凄く出来る人であっても
80くらいになれれば
御の字だと思ってください。
普通の人で30~50くらい。
そう思うと
逆に楽じゃないですか?
「まぁ戦闘能力30~50なんだから
出来ないのもしょうがないか!」
みたいな(^^;
悪く言うと、
期待しなくなるってことなんですが、
期待はある程度までしか
してはいけないと思うんです。
「自分と同じくらいの
サービスの質を提供して欲しい!」
「そのくらい育ってほしい!」
って考えるから、
そのギャップに苦しんじゃいます。
であればですよ!
なにも、
スタッフの成長を諦める
という事をしないで、
『仕組み(マニュアル)化をして、
50とか60とか80とかを
安定的に出せる人材にする』
とした方がいいんじゃないでしょうか?
仕組みを作るあなたの力で!
僕も最初、
ウチにトレーナーが入ってきたときは、
勉強させて経験を積ませて、
トレーナー自身で判断して動けるような
自分の分身を作ろうとしてました。
でも気付いたんです。
今やってる判断やサービスって、
今まで積み上げてきた
僕だから出来たんだって(^^;
で、
もう一つ気付いたんです。
僕が100の物を
お客さんに提出しているけど、
人によって100じゃなくても
満足してくれる方は
結構いるって!
だったら、
100が必要な人には
僕が対応したり、
マニュアルを作って
80くらいを安定的に出せるように
仕組みで回してあげたら
結構いけるんじゃないかって!
で、
実際やってみたんですよ。
そしたらなんと!
上手くいきました(^^)
やり方は簡単です。
僕がお客さんと話していることや、
話している順序をペーパーに落として、
何の為に何をどんなタイミングで
話すのかって言う
トークの設計図を作ります。
その設計図を覚えてもらいます。
1回目の時、
2回目の時、
回数券を買ってもらう時、
みたいに、
その時に必要なトークの
マニュアルを作って
覚えてもらうようにしたんです。
技術的なところも同じです。
何のテストをして、
どんな会話をして、
ストレッチは何から始まって、
PNFをこのタイミングでやって、
ビフォーアフターを見せて、
クロージングはこんなことを話して、
次回予約はこんなことを話す
みたいな感じで、
全部マニュアルにしました。
そしてその通りに運用してもらったら、
毎回満点にはならないですが、
まぁ80点を目指して、
50~60点くらいは
毎回出せてるんじゃないでしょうか
みたいな所まで
行くようになりました。
要は、
あなたがお客さんと接する
最初から最後までを
何から何までマニュアルにして
従業員に真似してもらうんです。
もはや会話じゃなくて
セリフにしてしまいます。
最初は違和感かもしれませんが、
これも気付いたのですが、
従業員の方は、
そっちの方が楽なようです。
仕組化の力は素晴らしいです。
でも当初は
このマニュアルを作るのが
めんどくさいって言うのが
ネックだったんですよね(^^;
やってしまえば
すぐ出来るのですが、
それが人を雇うって言う
自分にとっての難所だった
と感じました。
ですので実は、
僕が「サービスの質を落としたくない」
って言うのって、
『仕組化するのメンドクサイ』
だったんだなって気付いたんです。
もしかしてあなたもそうですか?
ぜひ今日はこれから
仕組化をするための
マニュアル作りに取り掛かっては
いかがでしょうか?
現場を離れる所はすぐそこですよ!