10回目リピート率が20%の末路。
今日は売上を安定させるための
リピート率の話をしていこうと思います。
実は現在、
ウチのトレーナーと経営会議をすべく
資料作りをしているのですが、
その中で特に重点を置いているのが
LTVとリピート率です。
LTVって言うのは、
『顧客生涯価値』などと言って、
特定のお客さんが、
特定の期間内で、
どのくらいのお金を支払ったのかを
測定した数字になります。
リピート率って言うのはその名の通り、
特定のお客さんが、
どのくらいリピートしてくれたのかを
測定した数字になります。
このリピート率が高ければ高いほど、
LTVも必然的に上がります。
ですので、
リピート率がいかに高く
キープできるかが、
LTVの底上げと、
売上の安定化と
向上に寄与することになるんです。
じゃあ、
そのリピート率はどのくらいが
ベストなのかと言うと、
サービスにもよりますが、
2回目リピート率は
少なくとも60%、
出来れば80%は欲しい所です。
例えば1回1万円で
サービスを提供していたとしましょう。
10人の新規の方が来たとして、
2回目のリピート率が60%の場合、
16万円の売上になりますが、
80%のリピート率だと、
18万円の売上になります。
これを年間通すと、
その差額は24万円になります。
そしてさらに、
毎月2人の離脱が
リピート率が60%と80%では
開きがあるので、
年間で24人の離脱の開きが出ます。
もしこの24人が、
一人当たりのLTVが
5万円だったとしたら、
逃したのは24万円なんかじゃなくて、
120万円だったという事になります。
個人で事業をしている方なら、
120万円っておっきいですよね(^^;
ですのでリピート率って、
ものすごく重要な数字になるんです。
ではもう一つ、
2回目のリピート率が
80%だったとして、
『10回目リピート率』が
20%だった場合と、
40%だった場合は、
毎月10人の新規が来たとして、
どのくらいの売上の開きがあるか
試算してみましょう!
60%と80%と同じ
20%のリピート率の開きですが、
2回目のリピート率が
80%と同じでも、
『10回目のリピート率』に
20%の開きが出たら、
どんな数字の違いが出るか、
じっくりと見てみて下さい。
結果はこうです。
10回目リピート率20%の場合、
月の総売上55万円
年間の総売上660万円
10回目リピート率40%の場合、
月の総売上64万円
年間の総売上768万円
つまり、
年間の売上の差に
100万円以上の
差が出たという事になりました。
たった20%の差です。
けれども売上で見ると
かなり大きな差になりました。
あなたの周りにもいませんか?
初回はリピート率がいいのに、
長期的なリピーターさんが
なかなかつかないスタッフって。
逆に、
1年3年5年と、
長いお客さんが多い
スタッフさんっていませんか?
お客さんと長い
お付き合いをしてる
スタッフの人って、
新規の方がそんなにいなくても
ある程度の売上がありますよね?
つまりこう言う事なんです。
リピート率が高いので、
一人一人のお客さんのLTVが高く、
予約枠がリピーターさんで埋まるから、
新規の方は少なくても大丈夫。
そんな経営理想ですよね?
もし可能であれば、
あなたが今使っている
CRMだとか予約表から
10回目リピート率が
今どうなってるか
チェックしてみて下さい。
最近だとエクセルとかCSVとか、
GoogleのAIのGeminiさんに
入れ込んであげると、
すぐにリピート率とか出してくれます。
そう言うCRMに乗り換える
って言う手もありますね!
いずれにしても
リピート率を確認しながら、
どのように満足して、
リピートしてもらえるかを
考えていきたいところですね!
ぜひ今日は10回目の
リピート率を確認してみて下さいね!