朝起きたら「え、手が痺れてる」走って洗面所に向かうと、
今日の話は『プライドは捨てるべき』
という話なのですが、
その前にこの話を聞いてもらえますか?
日曜日の朝の話です。
ふと朝目覚めると、
左手が痺れていて、
左腕全体に重苦しい感覚があり、
その瞬間『脳梗塞』と言う文字が
脳裏に浮かびました。
「当たったか!!」
(東北では脳梗塞のことを
あたったっていいます。)
と思い大急ぎで洗面所に
僕は走りました。
顔の変形や感覚の左右差を確認し、
左腕以外の変化がないかを
くまなくチェックしました。
それでたどり着いた答えが、
胸郭出口症候群による神経絞扼の
神経障害でした。
で、ここまでは良かったんです。
手掌全体に痺れがあり、
テストをしてみると
もろ斜角筋症候群だと確定してます。
でも心のどこかには不安があったんです。
そんな不安を押し殺し、
月曜日には仕事も通常通り行い、
昼食を食べて往診の為に車に乗った、
その時にフッと思ったんです。
「もしかして・・・。」
そう思って指鼻テストをしてみると、
「あれタッチできない。。。」
「あれ、これって錐体外路障害?」
「小脳の梗塞ありだっけ?」
一気に不安が押し寄せてきました。
それでとった行動が
病院に行く!でした。
平日診療の時間を終えていたので
救急外来に電話をかけて、
運よく診察をしてもらい、
そして下された診断結果が、
『異常なし!』
です。
ここまで読んでくれたあなたは
「おいおい、そんなオチかよ!」
と思ったと思いますが聞いてください。
『不安は平常心をなくす』
これが自分じゃなくて、
ウチに来たお客さんだったら
客観的に説明が出来ます。
でもいざ自分ごとになると、
正確な判断が出来なくなります。
これって今回体のことで起こりましたが、
ビジネスにおいても同じことが起こります。
自分がピンチに陥った時や、
異常な状態に立たされた時は
平常心を保つのが
とても困難になります。
今回の件ではっきりとしました。
なのであなたには覚えて頂きたいのですが、
困った時に
『聞くことや相談することは
決して恥ずかしい事ではない』
と言う事です。
立場がどうだとか、
今の状況がどうだとかによって、
自分をさらけ出すようで
恥ずかしさが出ることがありますが、
そんな小さなプライドは
さっさと捨ててしまった方がいいです。
実は僕は昔、
実力も実績も何もない状況で
プライドだけが強くなって、
身動きが取れない事があったんです。
でもそこからどうにか抜け出し、
恥をかいてもいいから進もうと
決心したその瞬間から
人生の時計は進み始めました。
ただそのつまらないプライドを
すべて捨てたつもりでしたが、
心の奥底に潜んでいて、
「治療院をしているのに
こんな単調な症状なのに来たの?」
ってドクターから言われたくない
という感情が、
すぐに病院に向かわせることを
ためらわせてしまいました。
日曜日に症状があってすぐに
病院に向かっていたら
こんな平常心が乱れることは
無かったはずですから。
余計なプライドは
平常心をかき乱します。
それによって正常な判断が
下せなくなってしまう事があります。
でももしそうなってしまったら、
そのプライドを置いておいて、
相談するようにしましょう。
もちろん相談相手は
そのビジネスにおいて
先に進んでる人や
成功している人がいいでしょう。
もしあなたにこの業界内で
相談する人がいなければ
僕に相談してくれて構いません。
相談相手を持つことで
安心感が増すことが確かです。
一番は余計なプライドを捨てることですが、
僕らは人間ですから
そう上手くはいかないようです。
自分の体をもって
そう体感したわけでした(^^;)
P.S.
斜角筋のストレッチをしたら
だいぶ良くなりましたが、
腕神経叢ごとやられた感じで
特に正中神経がやられているので
結構手が不便ですね!
いい機会なので
この体で人体実験をおこなって
治療の糧にしたいと思います!