お客さんは『一貫性』で操れます。
今日はどんなお客さんでも
こちらの言う事を
素直に聞いてくれるように
仕向ける心理学の原則を使った
方法をお伝えしようと思います。
その名も
『一貫性の法則』
です!
実はこの方法、
影響力の武器で具体的に
例が挙げられているのですが、
まぁ何となくこの方法
使ったことがある方もいると思うし、
存在自体も知ってるかと思います。
ただ、
どのくらいの威力があるのか
知ってる方は
少ないんじゃないかと思います。
今日はその一貫性の法則を使って
お客さんをどのように操るのか、
どんな感じで有効なのかを
話していこうと思います。
まず、
影響力の武器の本の中で、
どんな事例があったのかを
サラッとお伝えしたいと思います。
まずカルフォルニア州の中の
ランダムに選んだ住宅に
A群とB群に分けて
「安全運転キャンペーンへの参加」
を呼びかける電話をかけました。
A群には窓に小さな
ステッカーを張って欲しい
という依頼でした。
B群には巨大で大きな看板を
庭に設置させてほしい
と言う依頼でした。
このテストではB群の設置率は
約17%だったのに対して、
A群のほとんどの住民は
ステッカーを窓に張ってくれました。
ただ、
面白いのはここからで、
なんとA群の方に、
後にB群と同じように、
巨大で大きな看板を
庭に設置させてほしいと
ステッカーを張ってもらった後に
依頼したところ、
約76%の方が
設置に協力したとのことでした。
76%ですよ!
17%の設置率が、
看板を設置する前に
『小さなお願いに同意した』ことで、
倍以上の同意を得ることに
成功したという事になりました。
これが『一貫性の法則』の
真の威力なんです。
ですので、
例えば初めてのお客さんが
お店に入ってくる時に、
・靴を脱ぐ場所
・靴の置き場
・どこに移動するか
・どこに座るか
・荷物はどこに置くか
など、
細かく指示を出して、
小さな小さな同意を取って、
同意を積み重ねることで、
いつの間にかお客さんは、
あなたの言う事を
聞かざるを得ない状態
にさせることが可能なんです。
ちょっと怖いくらいに感じますよね(^^;
でもこれがホント効果的で、
ウチのお店にも
色んな方がやってきますが、
上記の同意を取っていくと、
誰一人として
いう事を聞かない人は
出てこなくなります。
ただこの一貫性の法則にも
やり方って言うのがありまして、
たぶん今お話を聞いた方は
うすうす気づいたかと思いますが、
『最初は小さな同意』
から始めるという事が
最大のポイントになります。
ステッカーの件を思い出してみて下さい。
たぶんあなたも
自分のお家の窓に、
例え賃貸だったとしても、
ビックリマンのシールみたいに
3×3センチみたいな
小さなステッカーを、
しかも社会的意義があるような
安全運転を促進するような
ステッカーを張ってください
って依頼されたとしたら、
「別にいいよ!」
って思うと思うんです。
じゃあ次に、
そのステッカーを張った次の週に、
ステッカーを配ってくれた方が、
交通事故を減らすための
看板を作るための基金として、
100円の寄付をお願いしてきたら
どうしますか?
たぶんこれも
「別にいいですよ!」
ってなりますよね?
じゃあ次に、
100円の寄付をお願いされて、
100円を募金箱に入れた後に、
あなたであれば、
どんなお願いだったら
受け入れてもいいと感じますか?
たぶん100円の価値よりも
大きな価値の物であっても、
提供したり行動したり
出来るんじゃないでしょうか?
もちろん、
ステッカーを最初に張っていれば
の話ですが。
と言うように、
最初に小さな同意を得ることで、
次々と徐々に大きな同意を
得ることが出来るようになるので、
もしあなたが今、
お客さんがホームワークを
なかなかやってくれないだとか、
横柄な態度の人がいるだとかで
困っているとしたら、
今日のテクニックを
ぜひ使って見て下さい!
ポイントは
『最初の同意は小さく
指定してやってもらう』
と言う所です!
ぜひ活用してみて下さい(^^)