ピンチな時ほど『応急処置』は効きません!
先日僕が所属している
マーケティングのグループで、
そのトップの方が、
「ピンチな時に応急処置に励んでも
上手くはいかないものだ!」
と話して頂いたことが
「ホントにそうだな!」
って思ったので、
今日はその話をシェアしようと思います。
と言うのも、
その代表の方の会社で最近、
幹部の方が病気にかかったり、
ご家族の不幸があったりして、
次々に退職をしてしまったりして、
初めての赤字決算に
なってしまったらしいんです。
それでその代表の方は
会社の社長ですから、
売上を元に戻そうと、
新規顧客開拓にいそしんだり、
何とか古今奮闘していたそうです。
でも、
辞めていった幹部の仕事をこなしたり、
今まで任せていた顧客フォローを
自ら行わなければならず、
なかなか売上が上がらない事を
とても悩んでいたと言います。
で、
その時たまたまその代表が
以前からお付合いがあった
運送会社の社長に会う機会があって、
ハッと気づいたと言う事でした。
その運送会社は年商ベースで言うと
約60億円ほどの会社で、
なんと利益で言うと20億円と言う、
運送業の中では、
けた外れの会社なんだそうです。
運送会社って通常、
利益で言うと、
大体5%くらいが相場と言われてて、
30%の利益をのせられている
その会社はまさに異端児と言えます。
どうやってそんな利益を作っているのか
詳しいやり方はあまり聞けなかったのですが、
肝となるのは、
『ミッション』
だということでした。
その運送会社の社長は3代目で、
引き継いだ時の会社は
まさにボロボロだったのですが、
その社長が会社を引き継いだ時に、
『運送業界を最適化させる』
と言うミッションを掲げ、
そのミッションの元に、
行き過ぎたサービスを中止し、
配送を集約することで、
高い利益を出すことが出来るようになった
と言う事でした。
つまりその運送業者の社長は、
会社の応急処置よりも、
ミッション達成を第一とすることで
売上をあげることに成功した
と言う事だったのです。
その話を聞いて
僕のマーケティングの代表は
自分が応急処置に専念していることで
利益が伸び悩んでいることに気づき、
自分が以前から掲げていたミッションに
再度戻ることが出来た
と話していました。
こんな話を聞くと、
「あ~、代表も普通の人間なんだなぁ。」
って思うのですが、
言っても数億の売上規模の会社です。
そんな会社の社長であっても
自分のミッションを忘れ、
ピンチの時は応急処置に
向かってしまうんだなって思うと、
いざ自分がピンチに陥った時は
ミッションを第一に出来るのだろうかと
考えさせられました。
とは言え、
応急処置にいそしんでいる限り、
会社の向上は見込めない訳で、
やはり上を向いてやっていくしか
ないんだろうなって思います。
もちろん応急処置が必要ないかって言ったら
もちろんそんなことはないのですが、
その場しのぎはしょせんその場しのぎです。
なので、
社長の判断によって、
いかにその会社の命運が分かれるのかを
考えさせられました。
身が引きしまる思いです(^^;)
このメルマガをお読みの方は
個人事業主や会社の社長など、
事業主の方が多いと思いますので、
あなたももしピンチに陥った際は、
今日の話を思い出し、
ミッションに立ち返ると言う事を
していきましょう!
かなり難しいはずです。
でもあなたや僕の方に
会社や社員の運命は乗っています。
ミッション第一で走っていきましょう!