『他利』であれ!
今日はモチベーションの上げ方
について話していこうと思います。
先日お話ししておりましたが、
実は先日僕の実家の
青森の方で不幸があり、
先週末に帰っていたんです。
そしてその法事の時に
和尚さんが話してくれた
説法の中で、
ビジネスのモチベーションに
通じる話が合ったので、
今日はそれをシェアしようと思います。
そもそもの話なんですが、
あなたがビジネスを始めた
『きっかけ』
って何だったんですか?
この業界でやっていこう
みたいな動機みたいなものって、
何から生まれてきたんですか?
実は僕は、
最初はプロ野球の
トレーナーになりたくて
この業界に入りました。
ただ、
プロのトレーナーも
野球選手と一緒で
ほんの一握りの人しか
入り込めないことが分かって、
現実的に考えると、
「プロはやめておこう!
その代わり、
プロでも通用するスキルを
一般の方に多く提供して、
一般の方の方に
貢献するようにしていこう!」
って思ったのが始まりでした。
ただ、
待っていたのは、
トレーナーは食えないって言う
厳しい現実でした。
今からそれこそ
20年も前だと、
パーソナルとかも
そんなに需要が無くて、
勤めても給料は低くて、
「ほんとにこれでやってけるの?」
って思ったものでした。
なのでいつの間にか、
『お金を稼ぐ』
って言う事が、
まず第一の目標になっていました。
そして
月日はかかりましたが、
稼げるようにはなりました。
でも、
『息切れ』
するんです。
最初の頃は
この『息切れ』が
何なのかって事に
全く気付いていませんでした。
でも、
この『息切れ』は慢性化して、
お酒をあびるほど飲んだりしないと
仕事が続けられなくなっていたんです。
「何かが違う。」
確かにそうは思っていました。
でも、
その『何か』が
何なのかって言うのは
全く分からなかったんです。
そしてその『何か』って言うのが、
今日の話の本題である
和尚さんの説法の話
だったわけなんです。
『他利であれ』
こう法事の時に
和尚さんが話してくれました。
これは実際に、
和尚さんがお会いした
ある男性の物語です。
その男性は奥さんがいたのですが、
その奥さんが難病にかかり、
体の自由が利かなくなってくるという
病気の介護をしていたそうです。
もしかしたら、
ALS(筋萎縮性側索硬化症)
とかだったのかもしれませんね。
それでもその男性は、
毎日毎日、
奥さんを車いすに乗せて、
外に連れ出して、
急な坂を車いすで押しながら
買い物に行っていたそうです。
町の人からは、
「大丈夫か?」
「大変だと思うけど、
頑張れよ!」
なんて声をかけてもらったそうなんです。
そして月日は流れ、
男性は一人になってしまいました。
そしてその男性と
和尚さんがとある法事で
一緒になった時に、
和尚さんはその男性に
こう聞いたそうなんです。
「今、幸せですか?」
すると、
その男性はこう答えたそうなんです。
「んだなぁ。
今は友達も増えて、
自分の為に
習い事とかも行ったりできて、
生活としては楽です。
でも、
妻といた時の方が、
生活は楽じゃなかったけど、
幸せでした。」
その男性は以前、
奥さんを車いすにのっけて
買い物に出かけていた時に、
よく町の人から
「頑張れよ!」
とか
「大変だなぁ。」
とか声をかけてもらったそうなんですが、
全く苦に感じていなかったので、
違和感を感じていたそうなんです。
それもそうです。
その男性は、
その生活が
幸せだったのですから。
『自利は枯渇するが、
他利は湧き出てくる』
今なら分かりますが、
僕が枯渇していた「何か」は
自分の為にお金を稼ごう
としていたからなんでしょう。
それが悪いこと
と言う訳ではないのですが、
『誰かのために働いて、
その見返りが利益になる」
と言うビジネスの本質が
まだ分かっていなかったんでしょう。
あなたは大丈夫ですか?(^^)
枯渇してはいませんか?
この話の男性が言っていたように、
必ずしも楽な生活が
幸せだとは限りませんし、
苦しい生活だけれども、
満たされる幸せに感じられる
という事もあるかもしれません。
今あなたは幸せですか?
もしよければ、
この仕事を始めたきっかけだとか、
その時の想いを
思い出してみるって言うのは
どうでしょう?
『他利』
もしかしたらこれが
幸せって言うものの
本質なのかもしれませんね。